ロレーナ・オチョア（メキシコ）がロレックスランク（女子世界ランク）No.1の意地をかけて、約4か月ぶりの勝利に立ち向かう。

　米女子ツアーのナビスターLPGAクラシックは現地時間25日、アラバマ州プラットビルのロバート・トレント・ジョーンズ・ゴルフトレイルで開幕。今季初戦から6試合で5勝の強烈なスタートダッシュを見せながら、その後は1勝を挙げただけのオチョアが、優勝を渇望して大会に備えている。

「ここ数週間、コーチと共にたくさん練習してきた。ここは自分のゲームに合ったコースなので楽しみ」と笑顔で語ったオチョア。一部では、ライバルであり、大先輩でもあるアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）の引退に衝撃を受け、トッププレーヤーとなったことでモチベーションを失ったという噂も出ている。だが「私にはたくさんの目標があるし、モチベーションも高い。まだメジャーを2勝しかしていないからもっと勝ちたいし、記録をたくさん作りたい」と口にして真っ向から否定している。

　同ツアーは相変わらず、韓国勢の強さが目立ち、先頃発表されて撤回された英会話強制指令が尾を引いているが、オチョアを始めとする選手達は試合に集中。オチョアと同組で回るヤニ・ツェン（台）、リー・スンワ（韓）の若手も、No.1を倒そうとてぐすねを引いており、まだまだ熱いシーズンは続きそうだ。

　尚、日本人選手は出場しない。