ロレックスランキングNo.1（女子世界ランキング）のヤニ・ツェン（台）が、母国の記念すべき年に花を添えようとしている。

　米女子ツアーのLPGA台湾選手権（現地時間20日?23日／台湾、サンライズG＆CC）は、台湾建国100周年記念行事の一環として行われる新設された大会。今季すでに6勝を挙げているツェンにとっては、故郷に錦を飾るには最高の舞台となる。

　ロレックスランク首位の座を守っているツェンは、すでに今季のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトル獲得が決定。大会前にその発表を受けると「台湾でこの発表があるのは私にとって特別なこと。2年連続でタイトルが取れたし、今年はそれが目標だった。毎試合、全力を尽くしてきた」と感無量な様子で、新たな勝利で地元を盛り上げる決意を見せた。

　対抗馬の筆頭は、先週のサイム・ダービーLPGAマレーシアでようやく今季初勝利を手にしたナ・エン・チョイ（韓）。その他、ロレックスランク上位のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）、クリスティー・カー（米）らが勢揃いする。

　日本勢は、宮里藍、上田桃子、宮里美香の3人が出場。2週後に日本で開催されるミズノクラシック（11月4?6日／三重、近鉄賢島CC）を前に上位進出を狙っている。