初日からトーナメントをリードする世界ランクNo.2の宮里藍が、完全優勝での今季5勝目に王手をかけた。

　米女子ツアーのセーフウェイ・クラシック（オレゴン州、パンプキン・リッジGC）は現地時間21日に第2ラウンドの競技を行い、初日で単独首位スタートを切っていた宮里が7バーディ、2ボギーの5アンダー67をマーク。大会2日目にして唯一の2桁アンダーとなる通算11アンダーまでスコアを伸ばし、後続に3打差をつけ単独首位の座を守った。今年6月のショップライトLPGAクラシックに続くシーズン5勝目、そして日米ツアー通算20勝の達成に向け、絶好の位置で最終ラウンドを迎える。

　通算8アンダー2位タイで宮里を追うのはキム・ソンヒとナ・エン・チョイの韓国勢2人。さらに通算7アンダー4位タイに世界ランク1位のクリスティー・カー（米）、同ランク3位の申智愛（韓）が続き、最終日は熾烈を極める世界ランクNo.1争いからも目が離せない。

　日本勢では、この日4位タイからスタートした上田桃子が6バーディを奪うものの、3ボギーと1ダブルボギーを叩き1アンダー71止まり。通算5アンダーで10位タイに順位を落としている。一方、初日77位タイと大きく出遅れていた宮里美香は5バーディ、2ボギーの3アンダー69で通算イーブンパーにスコアを戻し、予選通過を確実にした。