初日爆発的スコアをたたき出し首位発進のキム・インキョン（韓）がスコアを落としながら単独トップの座をキープ。しかし、後続には実力者がひしめいている。

　米女子ツアーのシーズン開幕戦ホンダLPGAタイランド（タイ、サイアムCC）は現地時間18日、第2ラウンドの競技を終了。前日トーナメントレコードに並ぶ9アンダー63をマークしたキムだったが、この日は序盤からボギーがかさむ苦しい展開となり、フロントナインを3オーバーで折り返す。それでも後半を3バーディ、1ボギーにまとめ1オーバー73でホールアウト。通算8アンダーと1つスコアを落とすも後続を1打リードした。

「良いスコアをマークした次の日は難しいものがある。自分に期待し過ぎたわけじゃないけど、前半リズムが全くつかめなかった」と苦しいラウンドを振り返った。だが「後半は安定感を取り戻した」という韓国出身の22歳。残り2日間は「暑さ対策を万全にして自分のゴルフを心掛けたい」と気持ちを切り替えていた。

　首位のキムを1打差で追走するのはタイでも人気の高いミッシェル・ウィー（米）と、豪州ツアーで2連勝し世界ランクNo.1で今大会に乗り込んできたヤニ・ツェン（台）。さらに3打差の4位タイに大ベテランのジュリー・インクスター（米）、昨季賞金女王のナ・エン・チョイ（韓）、全米女子オープンチャンピオンのポーラ・クリーマー（米）と強豪が目白押し。好調のウィーとツェンは「週末はバーディ攻勢をかけたい」と語っており、見応えのある優勝争いが繰り広げられそうだ。

　日本勢では、上田桃子がクリーマーらと並び通算5アンダー4位タイ、宮里美香が通算2アンダー14位タイ、宮里藍が通算イーブンパー25位タイにつけている。