現地時間24日、米女子ツアーのキア・クラシック（カリフォルニア州、パシフィック・パームズ・リゾート）が開幕する。その開幕前に同大会に出場する宮里藍、上田桃子、宮里美香の3人がチャリティ活動に立ち上がった。

　現地で揃って記者会見した3人は、東日本大震災の被災者支援チャリティ基金サイト「まけるな日本」を設立。支援を呼びかけた。また、宮里藍らは日本語で「まけるな日本」と書かれたバッジをつけてプレーすることにを決め、周囲にも応援を訴えている。

　現在、ロレックスランキング（女子世界ランキング）でNo.1のヤニ・ツェン（台）は、すでに賞金がチャリティとなる先週の大会で日本をサポート。さらに「日本を助けるために自分にできることがあれば言って欲しい、と3人に言った」と打ち明けている。選手や関係者の間には、今もなお震災に苦しむ日本を応援するムードで溢れているようだ。

　なお今大会は、31日から開催される米ツアーのメジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権（カリフォルニア州、ミッション・ヒルズCC）前の最後の実戦でもあるだけに、出場選手全員が気合十分。好調のツェンを始め、世界ランク2位の申智愛（韓）、2試合連続優勝と絶好調のカリー・ウェブ（豪）、そしてクリスティー・カー（米）、ポーラ・クリーマー（米）ら世界ランク上位陣がずらりと揃って、激戦を繰る広げることになる。

　また、一昨年は同ツアーでプレーしながらひじ痛で途中断念した大山志保も参戦。再びここに常駐するためにも、結果を残そうと必死の戦いを見せるだろう。