米女子ツアーで7大会連続トップ10入りと安定した成績を続けている宮里藍が、史上2人目の日本人賞金女王に向けて、絶好のポジションをキープしている。

　米女子ツアーのサムソン・ワールド選手権最終日、18番でボギーを叩きナ・エン・チョイ（韓）に1打及ばず2位に終わった宮里（藍）だったが、20人しか出場できないビッグトーナメントだったため、15万7,250ドルの賞金をゲット。今季の獲得賞金を145万1,610ドルとして賞金ランク2位へ浮上した。

　160万5,786ドルを稼いで首位を突っ走る申智愛（韓）との差は15万4,176ドル。申次第とはいえ、1試合優勝すれば追いつけない数字ではない。1987年の岡本綾子が日本人で唯一の賞金女王なだけに、宮里（藍）の今後が楽しみだ。

　また、同ランク3位で宮里（藍）を追いかけるクリスティー・カー（米）との差はわずか4万5,339ドルしかないため、こちらも緊張感満点。まだまだ目が離せない終盤戦の米女子ツアーだ。

　日本勢は、上田桃子が33位（獲得賞金35万8,224ドル）、宮里美香が43位（同27万7,631ドル）、大山志保が69位（同12万2,540ドル）。女王のロレーナ・オチョア（メキシコ）は11位と低迷している。