米女子ツアー2勝目を米国本土で挙げようと、宮里藍の戦いが続いている。

　宮里（藍）は現地時間11日開幕の同ツアー、P＆G ビューティー・NWアーカンソー選手権（アーカンソー州ロジャーズ、ピナクルCC）に参戦。さらに出場選手が限られる次週のサムソン・ワールド選手権にも、今季の賞金ランクの成績により出られることが決定している。

　今季の残り試合は今大会を含めて8試合だが、その内3試合は韓国、日本、メキシコが舞台となるため、本拠地米国で行われるのはわずかに5試合。しかも日本女子オープンへの出場を決めており、すべてにプレーできるわけではなく、宮里（藍）は一戦必勝の態勢で臨んでいる。現在クリスティー・カー（米）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）に続く賞金ランク3位だが、まだまだ逆転賞金女王の可能性は十分ある。エビアン・マスターズで涙の優勝を飾り、深めた自信をもうひとつ形に変えようと集中力を高めている。

　また、同ランク首位を突っ走るカーや申智愛（韓）、ヤニ・ツェン（台）らの実力者に加え、初優勝間近のミッシェル・ウィー（米）、宮里美香のルーキーも揃い、大会を盛り上げる。