米女子ツアーの今季米本土初戦、RRドネリーLPGAファウンダーズカップが現地時間18日、アリゾナ州のワイルドファイアGCで行われる。

　同大会はスーパーアスリートで知られるベーブ・ザハリアス（米）やパティ・バーグ（米）ら13人の“LPGAファウンダーズ”と呼ばれるツアー創立メンバーたちの名誉を称える形で行われる新規大会。ただ、舞台となるフェニックスエリアは、米女子ツアーファンにはおなじみだ。

　同地は長い間、ツアー序盤戦が行われ、同時にメジャー初戦であるクラフト・ナビスコ選手権の前哨戦の舞台としても親しまれてきたが、昨年は試合が行われずファンにはさびしいシーズンとなった。だが、今年はRRドネリーLPGAファウンダーズカップが行われることで、再び盛り上がることは必至である。

　注目は今季すでに米ツアー開幕戦を含めて4勝を挙げ、現在世界ランクNo.1のヤニ・ツェン（台）だ。
　
　もちろんライバルで同ランキング2位の申智愛（韓）も参戦。また米ツアー第2戦のHSBC女子チャンピオンズで最終日に有村智恵から逆転優勝を奪ったカリー・ウェブ（豪）やモーガン・プレセル（米）。またソフィ・グスタフソン（スウェーデン）、ジュリー・インクスター（米）らも出場して、先人たちに思いをはせながらの戦いが繰り広げられる。

　日本勢は、野村敏京がただ一人参戦。昨年、韓国の高校に通いながら同ツアーファイナルQTに挑戦し、39位タイでコンディショナル（条件付き）の出場権を獲得。今季は出場できる試合に挑戦する予定でいるだけに、意気込んでのデビューに期待が寄せられる。