米女子ツアーのP＆G NWアーカンソー選手権（アーカンソー州、ピナクルCC）は現地時間11日に第2ラウンドの競技を行い、初日44位タイと出遅れていた宮里藍が6バーディ、4ボギーの2アンダー69をマーク。通算2アンダーまでスコアを伸ばし、22位タイに順位を上げ難なく予選突破を決めた。単独首位には通算10アンダーのミッシェル・ウィー（米）が立っている。

　インスタートのこの日は10番でいきなりボギー、11番バーディとするも直後の12番から連続ボギーを叩いてしまう。しかし、今季最多5勝を挙げている現世界ランクNo.1はここからズルズル後退しない。前半をなんとか2オーバーで折り返すと、後半最初の1番、2番で連続バーディ。さらに6番、7番でも連続バーディを奪い、バックナインをボギーなしの4バーディで回るチャージを見せた。首位に8打差と離されてはいるが、今季開幕戦のホンダPTT LPGAタイランドでは6打差をひっくり返す大逆転Vを飾っているだけに、宮里藍の最終ラウンドには要注目。再びの逆転劇で今季6勝目を狙う。

　また、初日11位タイの好スタートを切っていた宮里美香は4バーディ、3ボギーの1アンダー71。無難にスコアをまとめ通算3アンダーまで伸ばすも、順位は初日から1つ下げて12位タイとなっている。その他上位陣は、首位のウィーと3打差の2位タイにヤニ・ツェン（台）、ナ・エン・チョイ（韓）、ジュリー・インクスター（米）。初日単独トップのモーガン・プレセル（米）は1オーバー72とスコアを落とし、通算4アンダー8位タイに後退した。