池田勇太にようやく“らしさ”が戻ってきた。

　中国のシャーシャン・インターナショナルGCを舞台に行われているWGC-HSBCチャンピオンズは現地時間5日、第3ラウンドの競技を終了。この日30位タイからスタートした池田は前半5バーディ（ノーボギー）の猛攻でリーダーボードを急浮上すると、10番のダブルボギー、11番、12番の連続ボギーで後退するかに思われたが、13番からの上がり6ホールで4バーディを奪い返し4アンダー68の好スコアでホールアウト。通算7アンダーとして20位タイに急浮上した。

「ちょっとずつだけど、らしさが戻ってきた感じがある」と本人も手応えを感じている様子。9バーディを奪いながら浮き沈みも激しかったが、最終日はミスを最少限に抑えバーディラッシュでチャージをかけるつもりだ。

　平塚哲二は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算2アンダーで前日の34位タイから41位タイに一歩後退。藤田寛之は序盤に2連続バーディを奪って2アンダー70をマークし、通算1アンダー47位タイ。松村道央は4バーディを奪いながら3つのボギーを叩き1アンダー71止まり。通算イーブンパーで前日と変わらず53位タイに低迷している。