ベン・クレーン（米）が、実力者の証明である世界ランキングトップ50入りを果たした。

　米男子ツアーのフォールシリーズ第3戦、マクグラドレー・クラシックで優勝したクレーンが、米国時間17日発表の最新世界ランキングで50位に躍進した。

　第3子誕生を間近に控え、迷いながらも同大会に出場したクレーン。激戦の末にツアー4勝目を果たし、この結果世界ランクも50位まで順位を上げた。

　また、プレーオフでクレーンに敗れたものの、ルーク・ドナルド（英）を抜いて賞金ランキング首位に立ったウェブ・シンプソン（米）は、前週までと同じ12位となっている。

　欧州ツアーのポルトガル・マスターズ最終日に「65」を叩き出し、プロ3試合目で早くも初優勝を果たした20歳の新生トム・ルイス（英）は、455人をゴボウ抜きにして、166位へとジャンプアップした。

　1位ドナルド、2位リー・ウェストウッド（英）、3位ローリー・マキロイ（北アイルランド）ら上位陣に変動はない。

　国内男子ツアー最高峰、日本オープンゴルフ選手権競技で今季3勝目を飾ったベ・サンムン（韓）は、56位から35位へと浮上している。

　日本勢は、ベ・サンムンに惜しくもプレーオフで敗れた久保谷健一が、224位から151位へと大きく順位を上げたが、それ以外は今ひとつ。最高位の石川遼は1ランクダウンの47位。以下、池田勇太が2つ順位を下げて68位、平塚哲二が1ランクダウンして77位となっている。

　また、かつての世界ランクNo.1タイガー・ウッズ（米）は、3つ順位を落として55位となっている。