マスターズ、全米オープンと米男子ツアーの今季メジャー2戦でいずれも2位の実績を残しているジェイソン・デイ（豪）が、メジャー第3戦、全英オープン直前の米ツアー、ジョン・ディア・クラシック（7?10日／イリノイ州、TPCディアラン）で昨年のHPバイロン・ネルソン選手権以来のツアー2勝目を狙っている。

　ツアーではまだ1勝しかしていないデイだが、飛距離やパットの安定感が抜群なことはメジャーでの実績が証明している。その上、サンドセーブ率も米ツアーNo.1の66・67％を誇っており、まさに怖いものなし。

　また、大会3連覇がかかるスティーブ・ストリッカー（米）も優勝候補の1人だ。今季はザ・メモリアル・トーナメントで1勝しただけで、トップ10入りはこれを含めて5試合のみ。だが、こちらもマスターズ11位タイ、全米オープン19位タイと大舞台での安定感は抜群で、今大会の3連覇も実現可能だ。

　来週に迫った全英オープン（14?17日／英、ロイヤル・セントジョージズGC）の連覇がかかるルイス・ウーストハウゼン（南ア）も、ここで調子を取り戻してメジャーに挑もうと目論んでいる。また、フェアウェイキープ率で米ツアーNo.1、パーオン率で同No.2のショットメーカー、2001年全米プロゴルフ選手権王者であるデビッド・トムズ（米）も出場。クラウン・プラザ招待 at コロニアルに続く今季2勝目、ツアー通算14勝目を狙っている。

　他に今季2勝のマーク・ウィルソン（米）、そして日本の今田竜二も参戦する。