20代のジェイソン・デイ（豪）とブラント・スネデカー（米）が首位に並び、フェデックスカップ王座を目指すマット・クーチャー（米）が優勝戦線に浮上した。

　現地時間4日に行われた米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権（マサチューセッツ州、TPCボストン）第2ラウンド。この日のベストスコアとなる7アンダー64と爆発ードした。また最終ホールで短いバーディチャンスを外したクーチャーが通算11アンダーでチャーリー・ホフマン（米）と並んで3位タイにつけ、通算10アンダー単独5位にルーク・ドナルド（英）。ディフェンディング・チャンピオンのスティーブ・ストリッカー（米）が2日間ノーボギーで通算9アンダー6位タイの好位置を確保している。

　クーチャーは前週のザ・バークレイズに優勝したことで現在フェデックスカップポイントランク1位。2週連続優勝ならフェデックスカップ獲得に大きく近づく。そして、「狙ったパットはすべて入るし、思ったようなショットは打てるし、今日は本当にゴルフが楽しかった」と話すのはこの日『64』をマークした29歳のスネデカー。今季は何度か優勝戦線を賑わせながら、詰めの甘さが目立ち、07年以来のツアー優勝はお預けになったまま。実力者が勢揃いする舞台でリードを奪ったことは、今後大きな自信に繋がりそうだ。

　一方、初日出遅れたビッグネームたちは揃って2日目盛り返した。前日61位タイのフィル・ミしたスネデカーが初日トップタイのデイに並びかけ、2人が通算12アンダーでトーナメントをリケルソン（米）は7バーディ、1ボギーの6アンダー65で回り通算8アンダー8位タイにジャンプアップ。タイガー・ウッズ（米）も6アンダー65をマークして、通算5アンダー29位タイに躍進。アーニー・エルス（南ア）も4つスコアを伸ばしタイガーと同じ29位タイに浮上。このままいけば“ビッグ3”のプレーオフシリーズ第3戦、BMW選手権への出場は堅い。