カミロ・ビジェガス（コロンビア）のキャディを務めるブレット・ウォルドマン（米）が、米男子ツアーの下部にあたるネイションワイドツアーで来季プレーすることを決めた。

　先日行われたクォリファイング・トーナメント（QT）ファイナルに出場したウォルドマンは、最終日に68をマークして通算3アンダー64位タイ。上位25名に与えられるレギュラーツアーのシード権は逃したのの、ネイションワイドツアーの出場権を獲得した。8年間キャディとして生活し、ビジェガスというトッププレーヤーのバッグを担ぐある意味安定した生活を送っていたが、来季からは自分の腕ひとつでツアー生活に飛び込むウォルドマン。それでもゴルファーである以上プロの舞台で戦えるのは「夢のようだ」と、自分が主役の毎日を送ることを決断したという。

　ボスであるビジェガスも「ブレット（の決断）に関しては嬉しいよ。QTの間いろいろな話をしたけど、ツアーで戦うのは彼の夢。僕にサポートできることがあれば何でもするよ。自分の足で歩き始めたブレットを誇りに思う」とコメント。8年間共に戦ったパートナーを心から祝福した。

　ウォルドマンのデビュー戦は来年2月のパナマ・クラロ選手権となる予定。まずは自分のキャディ探しが最初の仕事になりそうだ。 （STATS-AP）