現地時間12日開幕の今季米男子ツアーメジャー第2戦、第108回全米オープン（カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGC）の予選ラウンド組み合わせが発表され、世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ（米）とNo.2のフィル・ミケルソン（米）が第1ラウンドから同組で激突することが明らかになった。

　午前8時6分、10番からスタートするこの組にはもうひとり、アダム・スコット（豪）が入る豪華なペアリング。3人はそれぞれ思い入れ深く大会に臨むだけに、いずれも負けられない。

　まず、タイガーはマスターズ惜敗で年間グランドスラムの夢を断たれてしまったが、その後の左ひざ内視鏡手術からの復帰戦だ。一方のミケルソンは、何度も何度も優勝争いをしながら、あと一歩のところで勝利を逃している因縁の大会だけに、どうしても勝ちたい。また、そろそろメジャータイトルが欲しいスコットも、ビッグ2との対決で自分のゴルフができれば怖いものはない。

　三者三様、思惑を持って挑むトリーパインズを最も得意とするのはタイガーだが、ミケルソンも過去2勝している上に地元の利もある。この2人に比べれば条件が悪く見えるスコットには、若さと言う武器もあり、勝負の行方はふたを開けて見なくてはわからない。