2日目を終え、第1ラウンドをホールアウトした選手がひとりも居ないという異常事態が発生した。

　世界のトッププレーヤーが集うWGC-CA選手権と同週開催の米男子ツアー、プエルトリコ・オープンはプエルトリコのトランプインターナショナルGC-プエルトリコを舞台に現地時間12日、荒天のためサスペンデッドとなっていた第1ラウンドの続きを行なう予定だったが、前日同様激しい雨に見舞われ、選手がコースに出られたのはわずか数時間。夕方になって雨足は強まり、日没サスペンデッドが決定した。

　異例の展開の中、前半9ホールを終え1イーグル、3バーディの5アンダーをマークしているスキップ・ケンドール（米）が暫定トップ。1打差の暫定2位タイにリチャード・S.ジョンソン（スウェーデン／8ホール終了）とケビン・ストリールマン（米／7ホール終了）が続いている。

　日本からは丸山茂樹ひとりが出場しているが、10番スタートで9ホールを終え、すべてスコアカード通りのイーブンパー。ジーブ・ミルカ・シン（インド／9ホール終了）、スティーブ・フレッシュ（米／8ホール終了）らと並び暫定30位タイにつけている。

　今大会は上位選手がこぞってCA選手権に出場しているためフィールドが手薄で、下位選手たちにとっては賞金を稼ぐ大きなチャンス。だが、まだ半数の選手が第1ラウンドをスタートすら出来ていない状況に、苛立ちを通り越し諦めムードさせ漂っている。何はともあれ一刻も早い天候の回復を願うばかりだ。