早くもリー・ウェストウッド（英）に世界ランク1位に返り咲くチャンスが訪れた。

　現地時間4日に行われた米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシック（フロリダ州、PGAナショナル）第2ラウンド。ウェストウッドは5バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフながら1アンダー69にスコアをまとめ、通算1アンダー8位タイとまずまずのポジションをキープ。首位のカイル・スタンレー（米）とは5打差あるが、残り2日で十分逆転可能な状況だ。

　仮に今大会で3位以内に入れば、現在世界ランク1位につけるマーティン・カイマー（独）からNo.1の座を再び奪い返すことが出来る。つまり、前週のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で決勝戦に進みウェストウッドから王座を奪ったカイマーを、わずか1週間で再逆転することが可能なのだ。

「世界No.1になるのは素晴らしいことだけど、そればかりに心をとらわれているわけではない」とウェストウッド。「僕にとって今週のトッププライオリティはホンダ・クラシックという試合に勝つこと。それだけしか考えてない。この目標がクリア出来れば、世界ランクも結果としてついてくるだろう」。今シーズン悲願のメジャー制覇を狙うウェストウッドの週末の戦いに注目だ。