41歳、藤田寛之のマスターズ初出場が濃厚になった。

　国内男子ツアー最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップでメジャー初Vを飾った藤田が、米国時間6日発表の最新世界ランキングで58位から49位へ躍進した。欧米、日本のツアーはすでに年内の日程を終了しており、残るは豪州ツアーの1試合のみとあって、年末時点での同ランクトップ50という来年のマスターズ出場権獲得に限りなく近づいた。

　また、タイガー・ウッズ（米）は、自らがホストを務めるシェブロン・ワールド・チャレンジに優勝すればランキングNo.1の座を取り戻すことができたが、プレーオフの末にグラエム・マクドウェル（北アイルランド）に敗退。同じ週に南アフリカのサンシャインツアー、ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジで優勝したリー・ウェストウッド（英）から1位の座を奪還することはできず、2位に甘んじている。シェブロン・ワールド・チャレンジを制したマクドウェルは11位から7位に浮上し、豪州ツアーの豪州オープンで優勝したジェフ・オギルビー（豪）も、12ランクアップして31位となった。

　国内ツアー勢は、賞金王に輝いた金庚泰（韓）が2ランクダウンして32位。石川遼、池田勇太はそれぞれ順位をひとつずつ上げ、36位と41位となっている。