ツアー5年目にしてジェフ・オーバートン（米）に初優勝のチャンスが巡って来た。米男子ツアーのザ・グリーンブリア・クラシックは現地時間31日、ウェストバージニア州のザ・オールド・ホワイトCを舞台に第3ラウンドを行ない、前日62の好スコアで単独トップに躍り出たオーバートンが、苦しみながらも4アンダー66をマーク、通算18アンダーで単独首位の座をキープした。

　しかしこの日はムービングデーらしく好スコアが続出。D.A.ポインツが9アンダー61と爆発して18位タイから単独2位（通算15アンダー）に浮上すれば、J.B.ホルムズも10アンダー60の猛チャージ。通算12アンダーまで伸ばしてジョナサン・バード（米）らと並び4位タイの好位置をキープ。前日2位のブー・ウィークリー（米）は通算13アンダー、単独3位に踏ん張っている。

「序盤でつまずいたときは“ジェフ、お前いったい何やってるんだ？”と自分で自分を問いつめた」と言うのはトップをキープしたオーバートン。2番、5番で「ショットは悪くないのに何となく」ボギーを叩くと、4番から4連続バーディを奪ったポインツに一時3打のリードを許し、劣勢に立たされた。しかし8番以降持ち直し、3連続を含む6バーディでポールポジションに返り咲いた。

　今季トップ3に4度入っている絶好調のオーバートンだが、なぜかまだ優勝には手が届いていない。「明日は皆、まくってくるだろうから、こっちも勝つためにはスコアを伸ばして行かなければ」と残り18ホールでの悲願達成を胸に誓う。

　なお、今田竜二はすでに予選で姿を消している。