ザック・ジョンソン（米）が、現地時間13日開幕の米男子ツアー、バレロ・テキサス・オープン（テキサス州TPCサンアントニオ）3連覇に挑む。

　同じサンアントニオだが、昨年までのラカンテラGCから開催コースが変わる今年の大会。グレッグ・ノーマン（豪）設計のコースは距離もあるため「ラカンテラとはまったく違う。距離もあるし、厳しいテストになるだろう」と、ジョンソンは厳しい表情をのぞかせた。

　一昨年は通算19アンダー、昨年は通算15アンダーでジョンソンは同大会を制しているが、今年はそれほどのスコアが出そうもない気配を感じている。「何度もここをプレーしているキャメロン・ベックマン（米）でさえ、1度しか70を切ったことがないというのだから」と、大会はガマン比べの様相を呈しそうだ。

　マスターズ優勝経験もあるジョンソンだが「大会2連覇は自信につながった。今年はコースが違うけど、サンアントニオでプレーすることに自信があることは変わらない。何も悪いことはないよ」と、最後は笑顔をのぞかせて3連覇に意欲を示している。

　7月にはキム夫人が第2子を出産予定ということもあり、何事にも前向きなジョンソン。今季初優勝を第2子誕生の前祝にしたいところだ。

　その他、アーニー・エルス（南ア）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）、ビジェイ・シン（フィジー）ら実力者も出場。全米オープン前に手応えをつかもうと意欲を燃やしている。また、ジョン・デイリー（米）、デビッド・デュバル（米）のかつてのメジャー王者も復活をかけて参戦。設計者であるノーマンとの戦いを制して、華やかなスポットライトの中に戻ろうと必死だ。

　なお、日本勢は出場しない。