米国時間1日発表の最新世界ランキングで、今季未勝利のタイガー・ウッズ（米）が5年以上守り続けた世界ランキングNo.1の座からついに陥落し2位となり、代わりに今季好調だったリー・ウェストウッド（英）がメジャー未勝利の選手としては史上4人目となるNo.1となった。

　先週行われた欧州ツアーのアンダルシア・バルデラマ・マスターズで、マーティン・カイマー（独）は優勝するか単独2位となれば世界ランク1位になるはずだった。しかしカイマーは21位タイに終わったためランキング3位に留まり、故障で試合から離れているウェストウッドにNo.1の座が巡ってきた格好となった。

　ウェストウッドは「子供の頃、目標をたずねられると『世界一になりたい』と言っていた。だから世界ランキングを見せて『見ろ、世界一になったぞ。この瞬間、僕はゴルフで地球上のトップにいるんだ』って言ってやりたい」とコメント。だが上位陣との差はわずかで、次週のWGC-HSBCチャンピオンズ（現地時間4?7日/中国・シャーシャン・インターナショナルGC）の結果次第では、ウェストウッド、タイガー、カイマー、そして4位のフィル・ミケルソン（米）の4人がNo.1になる可能性があるため、大激戦となるのは間違いない。

　その他では、国内男子ツアーのマイナビABCチャンピオンシップで優勝し、賞金王に向けて突っ走る金庚泰（韓）が48位から39位にランクアップ。同大会2位の石川遼も51位から45位に順位を上げた。また、池田勇太は1つ順位を下げて54位、藤田寛之は前週同様62位を維持している。（STATS-AP）