米女子ツアーのサイム・ダービーLPGAマレーシアが現地時間29日、マレーシアのクアラルンプールG＆CCで第3ラウンドの競技を行ったものの、荒天による一時中断の影響で日没サスペンデッドに。4人が出場の日本勢は、前日49位タイの横峯さくらと同54位タイの宮里藍がスコアを伸ばし、それぞれ暫定35位タイ、暫定52位タイにつけた。

　初日、2日目をいずれもオーバーパーで終えた横峯は10番からスタートし、14番と15番では連続バーディを記録するなど前半をノーボギーの「32」でラウンド。後半はボギー先行からスコアを伸ばし切れなかったものの、6バーディ、2ボギーの4アンダー「67」で通算1アンダーとし、暫定ながら順位を上げて3日目を終えた。

　同じく10番からスタートの宮里は、1アンダーでの折り返しから終盤に2ボギーを叩いたものの、6番、8番のバーディで1アンダー70。通算3オーバーから最終18ホールでのさらなる浮上を目指す。一方、野村敏京は通算イーブンパーの足踏みで暫定41位タイ。シード権確保へ当落線上の上原彩子は最終ホールのダブルボギーで3日連続の「73」に終わり、通算6オーバー暫定62位タイに沈んでいる。

　通算13アンダーで暫定首位に立ったのは、5位タイからスタートした一昨季覇者フォン・シャンシャン（中）。6番でイーグルを奪うなど後半17番までを7アンダーとし、タイトル奪還へ大きく前進した。1打差の暫定2位は、6月のショップライトLPGAクラシック以来となる優勝を狙うアンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）。後半15番までを5バーディ、ノーボギーで回り、前日2位タイから好位置を維持している。

　2日間首位を走ってきたエイミー・ヤン（韓／15ホール消化）は通算11アンダーで暫定単独3位に一歩後退。そのほか、ロレックスランキング（女子世界ランク）1位のリディア・コ（ニュージーランド）は「65」の猛チャージで前日23位タイから通算8アンダー暫定6位タイに急浮上。世界2位のアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）は1アンダー70で野村らと並ぶ暫定41位タイとなっている。