米男子ツアーの今季メジャー第3戦、全英オープン（15?18日／スコットランド、セントアンドリュース オールドC）に参戦する池田勇太（日清食品）が10日、成田空港から渡英した。渡英を前にして報道陣の前に現れた池田は、終始リラックスしたムードで会見に応じた。

　昨年の同大会こそ、不慣れな海外遠征に加えて初のメジャー挑戦ということもあり、敢えなく予選落ち。だが、今年はマスターズも経験し、海外遠征にもすっかり慣れた。前週のTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood で今季初優勝を遂げ、いい流れの中で全英の過酷な戦いに乗り込むことができる。

　ゴルフの聖地・セントアンドリュースに関しては、「雰囲気を味わいながら、いいゴルフができたら」と、それほど意識はしていない様子。「今まで通り、普通にやれればいい」と自然体を強調した。

　昨年はイギリスでの食生活が合わないという悩みもあったが、今年は新しくスポンサーになった日清食品の強力サポートもあるようだ。当然、食事だけでなく防寒対策も万全。「優勝争いに絡めるようにがんばっていきたい」。池田は、臆することなく優勝という言葉を口にした。若さと経験の両方を武器に、日本ゴルフ界の若大将がゴルフの聖地に挑む。