44歳のベテラン、ジョン・デイリー（米）が2007年から失っているツアーカード獲得に向けて好スタートを切った。

　米男子ツアーのフォールシリーズ第4戦、ジャスティン・ティンバーレイク・シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン（ネバダ州、TPCサマリン）は現地時間21日に第1ラウンドの競技を行い、7アンダー64の首位タイにウィル・マッケンジー（米）、ジョン・センデン（豪）ら5人が並ぶ大混戦。そんな中、現在賞金ランク193位のデイリーも5アンダー66で回り、11位タイと優勝を狙える位置につけた。

「コースがそれほど難しいというわけじゃないけど、ピンポジションが簡単じゃないから良いショットは打たなくてはならない。自分にとって多分これが今年最後の試合になると思う。何か起こるといいね」と、不敵な笑みを見せたデイリー。前週のフライズ・ドットコム・オープン最終日に奇跡的なプレーで優勝を果たし、来季シード権を確定させたロッコ・メディエート（米）を引き合いに出し「ロッコのような週が必要なんだ。アレは最高だったね。希望を与えてくれたよ」と、5年ぶりの賞金シード（賞金ランク上位125名）獲得に意欲を見せている。

　また、トーナメントホストでもあるジャスティン・ティンバーレイク氏がテネシー州メンフィスの出身であり、デイリーも長く同地に住んでいることから良い友人関係にあることもあって「この大会でプレーするのは大好き。ジャスティンは最高のホストだよ」と、上機嫌で第2ラウンド以降も戦い抜く。

　一方、日本勢で唯一出場の今田竜二は期待の若手リッキー・ファウラー（米）らと並び3アンダー68で38位タイ。9年ぶりのツアー優勝を目指すデビッド・デュバル（米）は1アンダー70で83位タイと下位に沈んでいる。