タイガー逆転優勝なるか? プレーオフシリーズ初戦4位タイで最終日へ
2013年8月25日(日)午前9:31
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マット・クーチャー(米)とゲーリー・ウッドランド(米)が首位を並走する中、タイガー・ウッズ(米)が逆転可能なポジションを確保した。
米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ初戦のザ・バークレイズは現地時間24日、ニュージャージー州リバティ・ナショナルGCを舞台に、前日日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。通算12アンダーまでスコアを伸ばしたクーチャーとウッドランドがトップに並び、この日コースレコードの9アンダー62と爆発したケビン・チャペル(米)が1打差の単独3位に急浮上した。
一方、8位タイで第2ラウンドを終えたタイガーは第3ラウンドの前半3つボギーを叩いて上位争いから脱落したかに思われたが、中盤以降盛り返し2アンダー69にスコアをまとめ、通算8アンダーでデビッド・リン(英)と並び4位タイ。最終日に逆転での今シーズン6勝目を狙うことになった。
「ホテルのベッドと枕が柔らかすぎた」と大会直前に寝違えと腰痛を訴えていたタイガー。この日もカップからボールを拾う際に腰をかばう動きを見せたが、上がり3ホールは圧巻のプレーでギャラリーを魅了した。ワンオン可能な16番パー4ではティーショットをグリーン奥に乗せてイーグル逃しのバーディ。最終18番はフェアウェイからの第2打をピン左横3.5メートルに寄せてバーディフィニッシュ。首位の2人とは4打差あるが、ショットとパットが噛み合えば逆転不可能ではない。
この日ノーボギーの62をマークしたチャペルについても「グリーンの状態はパーフェクト。フェアウェイも硬くてボールが転がるから、ティーショットが上手く行けばグリーンの近くまで運ぶことが出来る。ウェッジでグリーンを狙える状況が増えれば60台前半のスコアが出ても不思議ではない」と爆発的スコアもあり得ると語ったタイガー。「(腰の状態は)日を追うごとに良くなっている。明日もう1日踏ん張ってみて、勝てるかどうかは終わってからのお楽しみ…」と最終日の意気込みを述べた。
その他上位陣は、通算7アンダー6位タイに20歳のジョーダン・スピース(米)やリッキー・ファウラー(米)、ブッバ・ワトソン(米)、ジム・フューリック(米)らがつけ、第3ラウンドでスコアを伸ばせなかったローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算6アンダーでディフェンディング・チャンピオンのニック・ワットニー(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、アダム・スコット(豪)らとともに13位タイに後退した。
またフィル・ミケルソン(米)が通算3アンダー34位タイ、ルーク・ドナルド(英)は通算2アンダー40位タイに低迷中。予選落ちしたドンファン(韓)は、フェデックスカップポイントランキング100位までの選手のみが出場を許される次週のドイツ銀行選手権(30日?9月2日/マサチューセッツ州TPCボストン)にコマを進めることは出来なかった。