16歳11か月の史上最年少記録でマスターズ（ジョージア州オーガスタナショナルGC）予選突破を果たしたマッテオ・マナセッロ（伊）が、近々プロに転向することがわかった。

　4月19日に17歳の誕生日を迎えるマナセッロはマスターズ3日目を終え、通算4オーバー38位タイにつけており、アマチュアで予選を通ったのは彼ひとりのため、今大会でのローアマのタイトルをすでに確定させている。

　昨今は10代でプロ転向するのが世界的風潮。マナセッロは「自分自身がプロになっても大丈夫、と判断したら躊躇するつもりはない」と語っていたが、この度、2週間後のBMWイタリアン・オープンで正式にプロデビューする運びとなった。

　予選ラウンドの2日間を一緒にプレイし、現在単独トップに立っているリー・ウェストウッド（英）はマナセッロについて「将来性豊かな選手。凄く成熟したゴルフをするから、つい彼が16歳であることを忘れてしまう。今後長くゴルフ界で活躍して行くんじゃないかな。ウィークポイントは見つからない」と高い評価を口にしている。

　昨年最年少で全英アマ選手権に優勝し、全英オープンでも13位タイに入り世界を驚かせた16歳。「20歳でマスターズ優勝」を目標に掲げる石川遼に、またひとり手強いライバルが現れた。