また、新しい若い力が米ツアーに新風を吹き込もうとしている。

　自力でマスターズ招待状を勝ち取った石川遼、欧州ツアー賞金王争いを演じたローリー・マッキルロイ（北アイルランド）ら若い世代の台頭が目立つ最近のゴルフ界。今度はアメリカ国民に最も愛されたゴルファーの一人、アーノルド・パーマー（米）の孫が米ツアーに登場する。

　昨年プロに転向した22歳のサム・サウンダース（米）は、偉大な祖父を持つことでこれまでにも注目を集めてきた。だが、才能も十分で2005年の全米ジュニアではメダリストとなるなど、アマチュアで十分な実績を積んでプロ転向した。そのサウンダースが、大会の冠にもなっている故ボブ・ホープ氏とともに祖父が作り上げたボブホープ・クラシック（現地時間1月20日?24日）にスポンサー推薦で出場することになったのだ。

　他の推薦出場者の中には、99年大会チャンピオンのデビッド・デュバル（米）、スティーブ・エルキントン（豪）ら実績を持つメンバーの他に、同世代で将来ライバルになりそうなリッキー・ファウラー（米）もおり、サウンダースにとっては大きな経験となるに違いない。それを見守る祖父パーマーにとっては、嬉しくも緊張する試合になることは間違いなさそうだ。（STATS-AP）