インビー・パーク（韓）が持ち前のパッティングでバーディを量産、ポールポジションをゲットした。

　米女子ツアーのCNカナディアン女子オープンは現地時間23日、カナダのロイヤル・メイフェアGCを舞台に第2ラウンドの競技を行い、この日6位タイからスタートしたパークが5アンダー65をマークして通算8アンダーまで伸ばし、クリスティー・カー（米）とともに首位の座を分け合った。

　1打差の3位タイに前週のソルハイム・カップでも活躍したカリーン・イシャー（仏）と、逆に貢献できず雪辱を期すアンジェラ・スタンフォード（米）が並走。初日トップタイ発進のディフェンディング・チャンピオンのリディア・コ（ニュージーランド）は通算6アンダーでポーラ・クリーマー（米）、ローラ・デービース（英）とともに5位タイに後退した。

　メジャー4連勝がかかった全英リコー女子オープンでは優勝を逃したが、今季すでに6勝を挙げ、ロレックスランキング（女子世界ランキング）、賞金ランキングともにトップを快走しているパーク。「今日はすべてが上手く行きました。ショットも凄く良かったしパットも決まってくれた。チャンスを沢山つくってそれをものにするゴルフが出来ました。最後まで流れが途切れなかった」と18ホール、25パットの好調なゴルフに納得の笑顔。

　メジャー獲りに注目が集まったときには「もの凄いプレッシャーで苦しかった」というが、全英のタイトルを逃したことで逆に「リラックスして自分のプレーを楽しめるようになった」とか。今季7勝目に向けパークに死角は見当たらない。

　日本勢は初日20位タイとまずまずのスタートを切った上田桃子に期待がかかったが、4バーディ、6ボギーと出入りの激しい内容で2オーバー72と崩れ、通算1オーバー51位タイに後退。代わってこの日3アンダー67の好スコアをマークした宮里美香が、初日の33位タイから通算3アンダー19位タイに浮上した。

　また宮里藍も3バーディ、1ボギーの安定したゴルフで2アンダー68にスコアをまとめ、通算2アンダー25位タイに順位を上げた。しかし初日113位タイと大きく出遅れた有村智恵は、16番パー3でダブルボギーを叩くなど、この日も2つスコアを落とし通算6オーバー110位タイで決勝ラウンド進出を逃している。