米男子ツアーのプエルトリコ・オープン（トランプインターナショナルGC-プエルトリコ）は現地時間10日に第1ラウンドの競技を行い、9アンダー63の好スコアをマークしたジェームス・ドリスコル（米）が後続に2ストローク差をつけ単独トップに立った。

　世界ゴルフ選手権（WGC）との同週開催となっている今大会は復活を目指すベテランや、のし上がろうとする若手が入り交じる激戦の場。2004年に下部のネイションワイドツアーで1勝しているものの、レギュラーツアーでは未勝利の33歳ドリスコルがそんな舞台で最高のパフォーマンスを披露した。インスタートの12番、13番で連続バーディを奪いリズムに乗ると、15番からハーフターンを挟み後半3番まで破竹の7連続バーディ。5番パー5のイーグル奪取で11アンダーとし、夢の50台も狙えると周囲がざわめき出したが、終盤の7番、8番で連続ボギーを叩き『63』でホールアウト。それでも、2位のウィル・マッケンジー（米）に2打差をつける首位発進で初優勝に大きく前進した。

　その他、メジャー2勝の実績があるアンヘル・カブレラ（アルゼンチン）が6アンダー66で3位タイの好発進。プレジデンツカップ出場へのポイント獲得を目論みWGCよりプエルトリコ・オープンを選んだスチュワート・シンク（米）は、3アンダー69で回り20位タイとまずまずの位置。また、ジョン・デイリー（米）とトッド・ハミルトン（米）の2人は揃って2アンダー70の35位タイと、こちらも巻き返しを狙っている。