ディフェンディング・チャンピオンのリー・ウェストウッド（英）が、首位タイと1打差の好スタートを切った。

　欧州ツアーのクイン・ディレクト・ブリティッシュ・マスターズが現地時間の25日、英国の名門ザ・ベルフライGCを舞台に開幕。前週アメリカで行われたライダーカップで屈辱の敗戦を味わったウェストウッドは、地元で行われるビッグイベントにトンボ帰りで臨んでいるが、長旅の疲れも見せず首位タイ（5アンダー67）のマーカス・フレイザー（豪）、ミカエル・ランドバーグ（スウェーデン）に1打差の3位タイと絶好のポジションを確保した。

　同じ3位タイにはアンダース・ハンセン（デンマーク）、マーク・ウォーレン（スコットランド）らがつけ、3アンダー68の8位タイに久々上位発進のトーマス・ビヨーン（デンマーク）、復活の兆しが見えているマイケル・キャンベル（ニュージーランド）、日本でもお馴染みのジーブ・ミルカ・シン（インド）他が続く展開。

「少し時差ボケはあるけれど、いいゴルフが出来た。最近のトレーニングの成果が出ているのかもしれない。去年の優勝は特別だったから、今年も（優勝したときの）甘い気分を味わいたいね」と、6バーディ、2ボギーのラウンドに童顔をほころばせたウェストウッド。賞金王争いではメジャー2勝のパドレイ・ハリントン（アイルランド）に先を譲っており、現在同ランク4位。だが決して逆転不可能なわけではない。残り少なくなりつつあるシーズンに、逆転でタイトル奪取を目論むウェストウッド。果たして今大会連覇なるか注目だ。