ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）が、メジャー4勝目に向けて最高のスタートを切った。

　現地時間23日に行われた米女子ツアーの今季メジャー第2戦、ウェグマンズLPGA選手権（ニューヨーク州、ローカスト・ヒルCC）第1ラウンドは、途中激しい雷雨による中断を挟んだため日没サスペンデッドに。6人がホールアウトできない荒れた展開となったが、ツェンはフロントナインで5つのバーディを奪う猛攻を見せるなど、初日を8バーディ、2ボギーの6アンダー66で回り、暫定ながら2位に1打差をつけて単独首位に立った。昨年の全英リコー女子オープンに続く自身4度目のメジャータイトル獲得を狙う。

　ツェンを1打差で追うのは、昨年の全米女子オープン覇者のポーラ・クリーマー（米）。ディフェンディング・チャンピオンのクリスティー・カー（米）は、イーブンパー72の暫定33位タイで初日を終えた。

　日本勢は、昨季大会の3日目を終えて2位タイにつけ、最終日に優勝争いを繰り広げた経験のある宮里美香と、米ツアー2勝目に向けて意欲満々の上田桃子がイーブンパー72でホールアウト。クリーマーと並ぶ暫定33位タイとまずまずのスタートを切った。一方で、ルーキーの野村敏京は2オーバー74の暫定76位タイ、昨季大会3位タイの宮里藍は3オーバー75で暫定98位タイ、有村智恵は6オーバー78の暫定136位タイと大きく出遅れてしまった。