米女子ツアーのP＆G NWアーカンソー選手権（アーカンソー州、ピナクルCC）が現地時間10日に開幕。第1ラウンドでは6バーディ、1ボギーの5アンダー66をマークしたモーガン・プレセル（米）が、世界ランク5位のヤニ・ツェン（台）、同ランク6位のナ・エン・チョイ（韓）、そしてグロリア朴（韓）の2位グループに1打差をつけ単独トップに立った。

　世界ランク4位のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）、2試合連続優勝を狙うミッシェル・ウィー（米）など6人が3アンダー68で回り5位タイ。日本勢では3バーディ、1ボギーの2アンダー69にスコアをまとめた宮里美香がトップに3打差の11位タイと好位置につけた。

　一方、現世界ランクNo.1の宮里藍は3バーディを奪いながら3ボギーを叩きイーブンパー71。同ランク3位でディフェンディング・チャンピオンの申智愛（韓）と並び44位タイと出遅れた。また、同ランク2位のクリスティー・カー（米）は1オーバー72で63位タイの下位に沈み、世界ランカーの明暗が分かれる初日となっている。

　単独首位スタートのプレセルは今季米女子ツアーでは未勝利ながら、最近8試合でベスト10入り5回と安定した成績。パーオンした際の平均パット数1.74も同ツアーのランク1位と、小技の上手さが光っている。だがこの日もプレーについては「ショットが完璧。パッティングは思ったほど入らなかったけど、ミスを最少限に抑えることができた」とコメント。ラウンド中に手に刺さったトゲが抜けず「痛みはなかったけど気になって仕方なかった」と話すが、そんなアクシデントにもめげず好調なショットで次々とバーディチャンスをつくり出した。現在賞金ランク11位、世界ランク14位で、両部門で目標のトップ10入りは目前。今週の結果次第でその目標が叶うかもしれない。