宮里藍がロレックスランキング（女子世界ランキング）のトップ10に戻ってきた。

　先週行われた米女子ツアーのホンダLPGAタイランドで、宮里は自身の今季初戦ながら最終日の最終ホールまで優勝争いを繰り広げた。結果は女王ヤニ・ツェン（台）に1打及ばず単独2位に終わったが、好成績を残したことで米国時間20日発表の最新ランキングで前週まで11位から9位へとランクアップした。一昨年、一度はNo.1の座につきながらトップ10圏外に去っていた日本のエースが、再びトップを狙うべくカムバックを見せている。

　一方、宮里を下して大会連覇を果たしたツェンの強さは相変わらずで、No.1の座は不動のもの。その他、上位陣ではナ・エン・チョイ（韓）が前週までの3位から1つ順位を上げて2位となり、それに伴いスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が3位に後退。4位クリスティー・カー（米）、5位ポーラ・クリーマー（米）、6位アン・ソンジュ（韓）、7位申智愛（韓）に変動はなかった。

　また、ホンダLPGAタイランドで5位タイの好成績を収めたステイシー・ルイス（米）が1ランクアップの8位となっており、21位タイに終わったブリタニー・リンシコム（米）は順位を2つ落とし10位となった。

　藍以外の日本勢は、有村智恵が14位、横峯さくらが21位で変わらず。ホンダLPGAタイランドで21位タイに入った宮里美香は24位、単独54位に終わった上田桃子は51位でこちらも動きはなかった。