ジェリー・ペイト（米）が、忍耐強いプレーで逆転劇を演じて見せた。

　米チャンピオンズツアーのフルフィールド初戦、タートルベイ選手権最終ラウンド（現地時間27日、ハワイ州オアフ島カフク、タートルベイリゾート、ザ･パーマーC）。第2ラウンドに続き貿易風が吹き荒れ、出場77人中アンダーパーでプレーした選手が3人しかいない難コンディションとなった。

　そんな中、8位タイでスタートしたペイトは4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ、通算5アンダー。スコアを崩した上位陣をスルスルと抜いていき、終わってみれば逆転で06年、アウトバックステーキハウス・プロアマ以来のツアー2勝目を飾った。

　2打差の2位タイはフルトン・アレム（南ア）とジム・ソープ（米）。首位でスタートしたギル・モーガン（米）は、5オーバー77と崩れて通算2アンダー。ローレン・ロバーツ（米）らと並ぶ4位タイに終わっている。

　日本勢は、尾崎直道がこの日2オーバー74と踏ん張り、通算4オーバー27位タイ。昨季大会2位タイの室田淳が通算6オーバー39位タイ。倉本昌弘は通算8オーバー47位タイ。青木功は通算10オーバー55位タイで大会を終えた。