昨年の欧州ツアー新人王、マーティン・カイマー（独）が後続に6打差をつけ独走態勢に入った。

　同ツアーのアブダビ・ゴルフ選手権（アラブ首長国連邦、アブダビGC）は現地時間の18日、第2ラウンドの競技を終了。第1ラウンドのトーナメントリーダー、カイマーが7アンダー65と爆発し、通算13アンダーで首位を守った。6打差の2位にドバイ在住で地元優勝を狙うヘンリック・ステンソン（スウェーデン）がつけ、通算6アンダー3位タイにスティーブ・ウェブスター（英）他。

「昨日も納得のプレーだったけれど、今日はそれ以上の出来だった。正直ショットはさほどではなかったが、パットは抜群。いいパットをいっぱい沈められてすごくハッピー」と素直に喜びを口にした23歳のカイマー。昨年行われたワールドカップ以来の実戦に「プレーするのが待ち遠しかった」と張り切る欧州ツアー期待の若手が、並み居る強豪を振り切り、主役の座を確保したようである。

　その他通算イーブンパー41位タイにパドレイ・ハリントン（アイルランド）、ルーク・ドナルド（英）、ダレン・クラーク（北アイルランド）、コリン・モンゴメリー（スコットランド）ら実力者が顔を揃えているが、ディフェンディング・チャンピオンのポール・ケイシー（英）はカットラインに2打足りず、無念の予選落ちを喫している。