今季の国内女子ツアー優勝者と、先週までの賞金ランキング25位までの併せて30人が出場する最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ（宮崎・宮崎CC）は23日、第2ラウンドの競技を終了。2日連続ノーボギーで回った不動裕理が、通算10アンダーまでスコアを伸ばし、2位の上田桃子に6打差をつけ単独トップをキープした。

　第1ラウンドでイーグルを奪うなど、コースレコードタイの7アンダー65と爆発しトーナメントをリードした不動。この日は6番でバーディの後、しばらくはパープレーが続くが14、17番を再びバーディとし3アンダー69。ただひとり二桁アンダーの通算10アンダーに乗せ、05年まで6年連続賞金女王の貫禄を見せた。

　一方、最終戦を待たずに新賞金女王に輝いた上田も好調なゴルフを展開。1アンダー7位タイで出た第2ラウンドは、1バーディ、1ボギーで迎えた9番でイーグル奪取に成功。後半も1つスコアを伸ばして3アンダー69でフィニッシュ。通算4アンダー単独2位に浮上した。6打差はあるが、かつての女王を逆転できる位置で臨む決勝ラウンド。不動、上田の新旧女王対決に注目したい。

　首位以下の上位は混戦状態が続いている。いずれも今季1勝を挙げている古閑美保、佐伯三貴が、通算2アンダー3位タイ。地元の声援に応えたい大山志保、有村智恵ら4人が1打遅れた5位タイに並んでいる。また、上田の賞金女王は確定したものの、現在賞金ランク2位につけ、上田に一矢報いたい横峯さくらは、1バーディ、3ボギーの2オーバー74とふるわず、通算2オーバー14位タイに沈んでいる。