国内男子ツアーのカシオワールドオープンゴルフトーナメント（高知・Kochi黒潮CC）が22日開幕。現在賞金ランクトップの谷口徹が3アンダー69で回り、尾崎健夫、手嶋多一、I・J・ジャン（韓）と共に首位タイに立った。1打差の5位タイに今田竜二、近藤智弘ら5人。賞金ランク2位の片山晋呉は17位タイにつけている。

　05年大会覇者の谷口が好発進を切った。出だしの11番でボギーが先行するが、12番ですぐにバーディを獲り返してハーフターン。後半は1、2番で連続バーディを奪うと、その後スコアを1つ伸ばした。5バーディ、2ボギーの3アンダー69でホールアウトし、リーダーボードの最上段の座を確保した。今週勝てば、02年以来2度目の賞金王に輝くことが決まる。好スタートを生かし、今大会の勝利と共に、ビッグタイトルをつかみとりたい。

　10番から出た今田は前半を2バーディ、2ボギーのパープレーでラウンドした。後半も2つのボギーを叩いたが、4つのバーディを奪取し、2アンダー70でフィニッシュ。近藤智弘、米ツアーのウィンダム選手権に勝利したブラント・スネデカー（米）他と並び、5位タイで続いた。今季は同ツアーのAT＆Tクラシックではプレーオフに進出した今田。国内男子ツアーでもその実力を遺憾なく発揮したいところだ。

　谷口と獲得賞金額が約1,650万円差で逆転賞金王を狙う片山は1オーバー73で17位タイ、宮里優作はトップタイと5打差の27位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのジーブ・ミルカ・シン（インド）は3オーバー75とスコアを崩し、43位タイとやや出遅れた。