3日、日米両ツアー共催のミズノクラシック（三重・近鉄賢島CC）は第2ラウンドを行った。5アンダー67の好スコアをマークした上田桃子がローラ・デービース（英）と並び、通算7アンダー首位タイに浮上。約8か月ぶりに国内ツアーに参戦した宮里藍は、通算5オーバー61位タイでこの日のラウンドを終えた。

　2アンダー10位タイでスタートした上田は、前半2バーディ、1ボギーでスコアを1つ伸ばすだけにとどまった。しかし後半に入るとエンジンがかかり、16番までに4つのバーディを量産し、リーダーボードを駆け上がった。17、18番も「最後まで集中力を切らせずに頑張れた」とラウンド後に話したように、しっかりとパーセーブ。6バーディ、1ボギーの5アンダー67でフィニッシュし、通算7アンダートップタイに躍り出た。現在国内女子ツアーで賞金ランク1位の上田は今大会で今季4勝目を挙げ、初の賞金女王まで一気に突き進みたいところだ。

　初日74位と出遅れた宮里は前半で2つのボギーを叩き、スコアを落とす苦しい展開。だが、後半の5番で第2ラウンド初のバーディを奪うと、7番もバーディ。前日より5打少ない2バーディ、2ボギーのイーブンパー72にスコアをまとめた。通算5オーバーでホールアウトし、61位タイに順位を上げている。

　上位はトーナメントリーダーと1打差の3位タイにマリア・ヨース（スウェーデン）、レイリー・ランキン（米）、中田美枝の3人。原江里菜、有村智恵、ジャン・ジョン（韓）が通算5アンダー6位タイにつけている。同ランク2位の横峯さくらは通算1アンダー21位タイ、同ランク3位の全美貞（韓）は通算2オーバー38位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのカリー・ウェブ（豪）は、宮里と同じ61位タイで連覇は難しい状況となった。