国内女子ツアーのSANKYOレディースオープンが、群馬県の赤城CCを舞台に5日開幕。前週行われた日本女子オープンを制した諸見里しのぶは2オーバー74とスコアを崩し、44位タイで第1ラウンドを終えた。米山みどり、大場美智恵、有村智恵が4アンダー68の首位タイに並んでいる。

　2週連続優勝と共に大会連覇を目指す諸見里が出遅れた。同門の上田桃子と同じ組でスタートしたこの日、4番でバーディを先行させると終盤まで2バーディ、2ボギーのイーブンパーと我慢のゴルフを続けていた。だが、上がり3ホールでスコアを2つ落とし、2バーディ、4ボギーの2オーバー74でホールアウト。藤田幸希らと同じ44位タイと苦しいスタートとなり、第2ラウンド以降の巻き返しが期待される。

　一方の上田は3バーディ、2ボギーの1アンダー71で回り、12位タイとまずまずのラウンド。前週大会では6位タイでフィニッシュし、今季獲得賞金額も1億円突破を果たしている。賞金ランクは現在首位だが、残り試合は多く同ランク3位の横峯さくらまでは約1,400万円差と、まだまだ混戦模様。初の賞金女王に向け今季4勝目を挙げ、後続との差を広げたいところだ。

　その他、トップタイと1打差の4位タイに大山志保、全美貞（韓）、下村真由美がつけ、2アンダー70の7位タイに飯島茜、原江里菜らが続いている。また、今季3勝目を狙う横峯は、5オーバー77で82位タイ発進。