スコットランドの名門3コースを舞台に、プロアマ形式（最終ラウンドのみプロによるストロークプレー）で行われるビッグイベントで、谷原秀人がまずまずの滑り出しを見せた。

　現地時間4日に開幕したアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権は、ゴルフ発祥の地セントアンドリュース・オールドCをはじめ、カーヌスティーGC、キングスバーンズの3コースで初日の競技を終了。キングスバーンズでプレーした谷原は3アンダー69にスコアをまとめ、30位タイにつけた。

　スコットランドにしては珍しく穏やかな天候に恵まれたが、3コースのうちキングスバーンズはこの日もっともスコアが出難く、同コースを回った選手の中で谷原は9番目にスコアが良かった。内容は1イーグル、5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと派手なもの。昨年の全英オープンで5位タイに入って、欧州とは相性の良い谷原が第2ラウンド以降さらなる上位を狙う。

　トップは腰痛のためここ5週間トーナメントを欠場し、休養にあてていたスティーブ・ウェブスター（英）でスコアは7アンダー65（カーヌスティーGC）。1打差の2位タイにセントアンドリュースを回ったポール・ローリー（スコットランド）とソレン・ハンセン（デンマーク）、カーヌスティーGCでプレーしたヘニー・オットー（南ア）ら。

　ビッグネームはアーニー・エルス（南ア／カーヌスティーGC）が5アンダー67で6位タイの好スタートを切ったが、連覇を狙うパドレイ・ハリントン（アイルランド／カーヌスティーGC）は2アンダー70で44位タイ発進。地元一番人気のコリン・モンゴメリー（スコットランド／カーヌスティーGC）は2オーバー74を叩き、127位タイと大きく出遅れた。