新設トーナメントは最後まで悪天候にたたられた。

　ハリケーンによる降雨のため、54ホールから18ホールに短縮競技となった米女子ツアーのLPGA NWアーカンソー選手権（アーカンソー州ロジャース、ピナクルCC）は、現地時間9日、18ホールのプレーを終えていなかった32人がホールアウト。前日までに7アンダー65でプレーしたアマチュアのステイシー・ルイス（米）が、後続に1打差をつけ初優勝を飾った。2位タイにテレサ・ルー（台）、クリスティー・マクファーソン（米）、キャサリン・ハル（豪）の3人。

　大会2日目に当たる8日に第1ラウンドを終了していたルイスは、大幅に変更されたスケジュールの中での優勝に喜びと同時に驚きを隠せなかった。

　LPGAの規定では、36ホールを消化していないと公式には大会が成立しないため、残念ながらこの優勝は非公式。それでも悪天候を乗り越えて見せた実力はホンモノだ。18ホールと短縮競技にはなったが、一流のプロ選手を抑えて新規トーナメントの初代優勝者に輝いたという名誉と自信が、ルイスの人生に大きな影響を与えることは間違いない。