強風に各選手が悩まされる中、00年の欧州ツアー賞金王リー・ウェストウッド（英）が首位と2打差に迫った。

　同ツアーのジョニー・ウォーカー選手権 at グレンイーグルス（スコットランド、ザ・グレンイーグルス・ホテル）は現地時間1日、第3ラウンドの競技を終了。強風の中で7バーディ、ノーボギーの7アンダー66と爆発したフレデリック・アンダーソンヘッド（スウェーデン）が、前日トップタイのサイモン・ウェイクフィールド（英）と並び、通算9アンダーでトーナメントをリードした。

　1打差の3位にマーク・ウォーレン（スコットランド）が続き、この日4アンダー69で回ったウェストウッドが、通算7アンダーで前日の19位タイから4位タイに浮上。4番パー3でダブルボギーを叩いたが、5つあるパー5のうち、4ホールでバーディを奪い、69の好スコアにつなげた。 「パー5が5つもあって良かったよ。そこでバーディを計算できるからね」と言うウェストウッドは現在賞金ランク32位。それでもまだ00年以来2度目の賞金王の座を諦めていない。今回逆転で勝ち、飛躍のきっかけにするつもりだ。

　その他、前日首位タイのトーマス・レベ（仏）はスコアを落とし、通算6アンダーで7位タイ。地元のヒーロー、コリン・モンゴメリー（スコットランド）が通算5アンダー12位タイ、連覇を狙うポール・ケイシー（英）はジーブ・ミルカ・シン（インド）らとともに、通算4アンダー15位タイにつけた。なお手嶋多一は予選ですでに姿を消している。