国内女子ツアーのヨネックスレディスゴルフトーナメント（新潟・ヨネックスCC）は26日、最終ラウンドの競技を行った。2位タイに3打差をつけてスタートした不動裕理がスコアを3つ伸ばし、通算12アンダーで5年ぶり3度目の同大会Vを達成。1打差の2位には、この日追い上げを見せた上田桃子、3打差の3位に具倫希（韓）が入った。

　01、02年に同大会を連覇している歴代チャンピオンの不動が接戦を制した。序盤から5つのバーディ（1ボギー）を重ね、独走態勢を築くが、17番パー4で2打目をクリークへ入れ、ダブルボギーを叩く。しかし、上田と1打差で迎えた最終ホール、約4メートルのバーディパットをなんとか沈めた。最終ラウンドは6バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの3アンダー69。通算12アンダーで5月の廣済堂レディスゴルフカップに次ぐ今季2勝目を飾り、賞金ランクも6位へ1つ順位を上げた。

　一方、上田はスタート直後の2番パー4でボギーが先行するが、その後はバーディを積み上げ、6バーディ、1ボギーの5アンダー67でラウンド。猛攻で不動に迫ったが、通算11アンダー2位であと一歩及ばなかった。

　その他、横峯さくらが通算8アンダー4位。先週の日本ジュニアゴルフ選手権競技（女子15歳?17歳の部）で連覇を果たしたアマチュアの宮里美香が、通算6アンダー5位タイで昨年に続きベストアマを獲得。地元・新潟出身の若林舞衣子はディフェンディング・チャンピオンの大山志保と並び、通算5アンダー9位タイで大会を終えた。