31歳のスコット・ストレンジ（豪）が、危な気のない逃げ切りで欧州ツアー初優勝を飾った。

　同ツアーのザ・セルティック・マナー・ウェールズ・オープン最終ラウンド（現地時間1日、ウェールズ、ニューポート、ザ・セルティック・マナー・リゾート）。この日、3打差単独首位で出たストレンジは、いきなり前半6ホールで4つのバーディを奪うスタートダッシュを見せ、他の追随を許さない7アンダー64でプレー。通算22アンダーとし、同じ64で回ったロバート・カールソン（スウェーデン）に4打差をつけ、初めてのタイトルを手にした。

　大会3日目のラウンド中にめまいに襲われ、この日も「朝はまだ100％ではなかった」という状態だったが、プレーするうちに調子を取り戻し、うれしい初勝利となった。

　追い上げながら単独2位に終わったカールソンは「本当にいいプレーができたのに、8番でリーダーボードを見たら5打差。一体、何が起こっているのかと思ったよ」と、呆れ顔で大会を終えた。