全英オープンと同週開催の米ツアー、USバンク選手権・イン・ミルウォーキー最終ラウンド（現地時間22日、ウィスコンシン州ミルウォーキー、ブラウンディアパークGC）は、バックナインに入っても混戦状態が続いていたが、16番パー4でドラマが生まれた。

　ツアー未勝利のジョー・オギルビー（米）が打った残り119ヤードの第2打が、ピン上約9メートルのグリーン中央にキャリーするとバックスピンで戻り、スルスルとカップに吸い込まれたのだ。

　大喝采のギャラリー。目を丸くして見つめていたオギルビーはその場で飛び上がり、キャディとハイファイブで祝福した。このイーグルで通算13アンダー。一気に首位に躍り出た。勢いづいたオギルビーは最終18番でもバーディを奪い、通算14アンダー。終盤後退したティム・ヘロン（米）、ティム・クラーク（南ア）と、この日追い上げたチャーリー・ウィー（韓）の3人に4打差をつける圧勝で米ツアー初優勝を飾った。

　日本勢は今田竜二が2オーバー72で回り、通算2アンダー37位タイ。丸山大輔はイーブンパー70、通算4オーバー63位タイで大会を終えている。