今や話題は朴セリ（韓）が勝つか否かではなく、どれくらい差をつけて勝つか？　に移っている。

　米女子ツアーのジェイミー・ファー・オーウェンズ・コーニング・クラシック（オハイオ州シルバニア、ハイランドメドーズGC）は現地時間の13日、第2ラウンドを行い、第1ラウンド63と爆発し単独トップに立った朴が、この日も快調に3つスコアを伸ばし、通算11アンダーで首位の座を守った。2位の朴ジヨン（韓）とはすでに5打差。独走態勢に入った朴がどこまでスコアを伸ばすかが、今後の焦点となった。「優勝スコア？　多分通算15アンダーくらいじゃないかしら」と控え目な予想を口にした朴。もしその想定が当たっているなら、残り2日で1日2アンダーがノルマになる。

　それにしても今大会での朴は滅法強い。過去9回出場し優勝が4回、2位、3位、4位がそれぞれ1回。ベスト10を外したのは2年前（36位タイ）の1回だけというのだから、いかに朴がこのコース、この試合を得意にしているかがわかる。その理由を本人は「なぜかわからないけれど、良い思い出がたくさんあるから」と分析するが、果たして今年もまた朴の言う“良い思い出”がこのまま順当に増えるのだろうか？　どうせなら圧勝してもらいたいものだが、ゴルフの神様はどんな結末を用意しているのか興味深い。

　その他上位は、通算5アンダー3位タイに、この日ノーボギーの6アンダー65をマークしたメグ・マローン（米）、伏兵キャリー・ウッド（米）がつけている。尚、日本勢は宮里藍、東尾理子の両名とも今大会に出場していない。