15日、国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメント（静岡県、東名CC）は台風の接近によるコンディション悪化のため、最終ラウンドの競技が中止。第2ラウンド終了時で通算2アンダー首位タイの上田桃子、横峯さくら、有村智恵の3人がプレーオフを行い、優勝を決定することになった。サドンデスの4ホール目で、上田がバーディを奪って勝利。初優勝からわずか3か月でツアー3勝目を飾った。

　プレーオフは16番パー3を3度回るストロークプレーの変則競技になった。上田は有村と共に3ホールを無難にパープレーで回る。横峯が2、3ホール目でパットが乱れ、連続ボギーを叩き脱落したため、上田と有村の2人に勝負はしぼられた。

　サドンデス1ホール目、先に上田は値千金のバーディを奪取。追い込まれた有村のバーディパットは無情にも外れ、悪天候の中行われた大会に決着がついた。ライフカードレディスゴルフトーナメント、リゾートトラストレディスに続くVで、上田は目標に掲げていた年間3勝をマーク。しかし、試合後は「今週勝って賞金女王になりたいという気持ちが強くなった」と早くも次を見据えていた。