前週のメジャー大会、シニアPGA選手権ではマイケル・アレン（米）がシニアデビュー戦で鮮やかな優勝をさらったが、それに続けとばかりに今週もデビュー戦に挑むオリン・ブラウン（米）が好発進を切っている。

　現地時間29日に開幕した米チャンピオンズツアーのプリンシパル・チャリティ・クラシック（アイオワ州ウェスト・デスモインズ、グレンオークスCC）。第1ラウンドのこの日、5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマークしたブラウンが、ロニー・ニールセン（米）、ブルース・ボーン（米）と並びトーナメントをリードした。

　1打差の4位タイにフレッド・ファンク（米）、ニック・プライス（ジンバブエ）、アンディ・ビーン（米）、ジェフ・スルーマン（米）ら上位の常連がひしめいており、38戦目にして悲願のチャンピオンズツアー初優勝を狙うマーク・オメーラ（米）は、20位タイ（1アンダー70）からのスタート。

　レギュラーツアー通算3勝のブラウンは、今月の22日に満50歳の誕生日を迎えたばかり。今季もレギュラーツアーに参戦しており、出場6試合で予選落ち5回と低迷しているが、シニア入りして周りの年齢がぐっと上がった今週、ツアーナンバー1の“若手”としてデビュー戦での優勝に意欲を燃やしている。

　混戦模様の中、2人出場している日本勢は苦しい滑り出し。前半バーディを先行させていた尾崎直道は、10番でダブルボギーを叩いてつまずくと、上がり4ホール中3ホールでボギーを叩くなど崩れ、3オーバー74。63位タイと出遅れ、明日以降の巻き返しを誓った。また青木功もダブルボギーを2つ叩く低調な内容で4オーバー75。71位タイと下位からのスタートを余儀なくされた。