ソレン・ハンセン（デンマーク）がド派手なゴルフでトーナメントをリードした。

　アジアからヨーロッパへ舞台を移した欧州ツアーのオープン・デ・エスパーニャ（スペイン、PGA・ゴルフ・カタルーニャ）が現地時間4月30日に開幕。第1ラウンドはライダーカップメンバーのひとりハンセンが、9アンダー63のコースレコードを叩き出し単独トップに立った。

　この日のハンセンは、出だしの1番でダブルボギーを叩く最悪の滑り出し。しかし続く2、3番の連続バーディでスコアをイーブンパーに戻すと、7番から3連続バーディ奪取に成功。後半に入ると12番でイーグルを奪い、14番から再び3連続バーディで、あっという間にリーダーボードの最上段を射止めていた。そして最終18番のバーディで、PGA・ゴルフ・カタルーニャの最少ストローク記録を1打更新する快挙。「素晴らしいね。最高の気分。これだけ難しいコース相手にこんな素晴らしいゴルフができたなんて」とハンセンは喜びを隠せなかった。

　1打差の単独2位にトーマス・レベ（仏）が続き、7アンダー65の3位タイにホゼ・マニュエル・ララ（スペイン）、カラム・マコーレイ（スコットランド）がつけている。また今大会出場選手中もっとも世界ランク上位（31位）につける地元のベテラン、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）は3アンダー69で25位タイからのスタート。メジャー2勝を挙げながら、現在世界ランク788位まで落ち込んでいるジョン・デイリー（米）は1イーグル、3バーディ、3ボギーの2アンダー70の45位タイとやや出遅れた。