ラリー・ネルソン（米）がノーボギーの快調なゴルフでトーナメントをリード。大会3連覇を狙うトム・ワトソン（米）は6ストロークのビハインドを背負うことになった。

　米チャンピオンズツアーのアウトバック・ステーキハウス・プロアマ（フロリダ州ラッツ、TPCタンパベイ）が現地時間の17日開幕。第1ラウンドで6バーディを奪い『66』をマークしたネルソンが、2位のニック・プライス（ジンバブエ）に1打差をつけ単独トップに立った。

　前週“マスターズからの引退”を表明し話題になったファジー・ゼラー（米）は、現在同ツアー賞金ランクトップを走るベルンハルト・ランガー（独）らと並び1アンダー70、18位タイからのスタート。3連覇がかかるワトソンは2バーディ、2ボギーのイーブンパー72にとどまり、25位タイとやや出遅れた。

　今大会はプロアマ形式で行われているが、参加したアマチュアの中には1991年にパーキンソン病と診断された俳優のマイケル・J・フォックスや、映画『チャーリーズ・エンジェル』や『ゴーストバスターズ』などでお馴染みのコメディアン、ビル・マーレーらがおり、普段と一風変わった華やかな雰囲気に包まれている。だがマーレーの放ったティーショットが大きく曲がって隣家の庭先に飛び込み、その家の主婦を直撃して主婦が倒れる騒動も。幸い大事には至らず、マーレー本人の見舞いに主婦は大喜びだったそうだが、思わぬアクシデントが周囲を騒然させるひとコマもあった。